2018年07月06日

ヤブ歯科医に騙されがちな人が見落とす盲点

「自分はネットリテラシーが高いので、悪徳歯医者なんかに騙されない」

そう思っている人は少なくないだろう。だが、これまで100人を超す歯科関係者を取材した私の実感では、かえってそういう人ほど危ない。ネットで悪徳歯医者を選んでしまった人は、相応に学歴も高く、ネット検索にも慣れている人が多かったからだ。歯科電解研磨機

今年1月、中国地方の歯医者A(50代)が、必要もなく患者の歯を勝手に削ったとして、傷害容疑で逮捕された。この男性患者を診察した別の歯医者による通報で、事件は発覚した。2月には、別の患者に対する同様の容疑で、歯医者Aは二度、再逮捕されている。歯面清掃用ハンドピース

5月から始まった公判では「正当な治療行為だった」として無罪を主張しているというが、この歯医者Aの過去をたどると、トラブルの多さは際立っている。

約20年前、この歯医者Aに前歯4本を切断された男性患者らが、説明を求めたところ、歯医者Aは「言いがかりで業務を妨害された」とする嘘の告訴を行い、逮捕されていた(虚偽告訴罪容疑)。別の患者が、不必要な治療を受けたと訴えた時は、1億5000万円の損害賠償を患者に求める訴訟で対抗。裁判所は歯医者Aの請求を却下して、損害賠償の支払いを命じる判決を出している。

また、「二重請求」などの不正行為や、厚生局の「監査」を拒否したとして、この歯医者Aは保険医の登録を2回取り消され、逮捕当時は「完全自費診療」しかできなくなっていた。

トラブルばかり起こしてきた歯医者Aに、なぜたくさんの患者が集まっていたのか? この謎に答えてくれたのは、被害に遭った患者の一人だった。




Posted by oeney at 15:23│Comments(0)
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