2018年03月16日

オーラルフレイル、気づきで防ぐ全身の衰え

 「フレイル」とは、英語で「虚弱」を意味する「frailty」からきている。年をとり、心身の活力が衰え、弱々しくなった状態のことを言う。マラソンに例えると、最終の競技場に入ってきた時の感じだ。歯科用ガッタパーチャカッター電気切断器

 明るい前向きな気持ちで予防意識を高めてもらうことが大事で、そのための三つの概念がこの言葉には込められている。

 一つ目は、健康と介護が必要な状態の「中間」の時期である。年をとると、体がさびつき、ささいな衰えが出てくる。しかし、ふだんの生活ではそこまで困らず、人の手を借りるほどではなく、介護も必要ではない。そうした微妙な長い長い中間の時期である。スリーウェイシリンジ

 二つ目は、頑張れば大なり小なり様々な機能を戻せる「可逆性」がある。筋肉だけではなく、「週末はどこかに行きたい」というような人間的な機能も含む。ただ、戻せるかどうかは自分次第。「よっしゃ」という気持ちにならないと何も起こらない。ギアチェンジができるかが、ターニングポイントになる。

 三つ目は「多面的」であること。腰が曲がったとか、ひざが痛いといった体の衰えを想像しがちだが、それだけではない。「人の集団に入るのは嫌だ」という心理面のほか、経済的困窮や孤食といった社会的フレイルもある。

 フレイル予防は、運動、食と栄養、社会参加を三位一体で、継続していくことが三本の柱になっている。

 対策として、高齢者を対象にした大規模な健康調査や、調査から得られた新たな知見をいかした予防活動に取り組んでいる。その「一丁目一番地」は、筋肉が衰えていく「サルコペニア」の予防。高齢期に2週間、寝たきりの状態でいると、7年分の筋肉を失うと言われている。筋肉は使わなければ、使えなくなる。運動を続けることが大事な理由はそこにある。

 健康調査からは様々な新たな知見が得られた。親指と人さし指で輪っかをつくり、ふくらはぎを囲む「指輪っかテスト」を考案した。千葉県柏市で約2千人を対象にした調査では、「囲めない」人に比べて、「ちょうど囲める」人がサルコペニアになるリスクは2・4倍、「隙間ができる」ふくらはぎが細い人では6・6倍。死亡率も「隙間ができる」人は3・2倍だった。

http://adental.over-blog.com/2018/03/-0.html


Posted by oeney at 10:41│Comments(0)
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