2017年07月28日

歯の再生技術、ビーグル犬で実証 - ヒトへの応用に一歩進展—Part2

従来、歯の喪失に対しては固定性架工義歯や可撤性床義歯、歯科用インプラントによる人工的な機能代替治療が進められてきたが、侵害刺激に対する神経機能など歯の生理的機能を有していないことが問題とされており、生物学的な歯の再生治療が期待されてきた。歯科用ガッタパーチャカッター電気切断器

今回の実証は、理化学研究所 多細胞システム形成研究センター・器官誘導研究チームの辻孝チームリーダーらが世界に先駆けて開発した器官・臓器の種となる器官原基を再構築する細胞操作技術(器官原基法)を用いて得られたもの。同再生技術は細胞シーズの探索や細胞操作技術の最適化を含め、これまでマウス(齧歯類)以外の大型動物では実現していなかった。このたびの成果は、ヒトに応用されるために必須とされていた大型動物モデルによる同技術の再現にあたる。スリーウェイシリンジ

なお、再生歯胚の利用による歯科再生治療を実用化するための今後の最大の課題は、歯胚再生を可能とする細胞シーズを取得すること。今回のビーグル犬で実現した実証は若齢期の歯胚細胞を利用した研究であり、歯を失った成人・高齢者にも適応しうる技術とするためには、歯胚を誘導可能な幹細胞の探索が必要となる。同グループはこれらの課題に取り組むことによって、臨床実用化が可能な技術となるよう研究開発を進めたいとしている。

http://adental.over-blog.com/2017/07/2022-part2.html



Posted by oeney at 15:01│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。